slish by chie


スリッシュの小さな歴史

スリッシュのインスピレーヨンは母の後ろ姿にありと言えます。 母は、明治生まれの典型的な忍耐と生活の知恵を備えた女性で、5人の子供を育てながら、けして自分を失うことなく、自然を愛し茶道を道知るべとし、90才を遠く過ぎてもなお、趣味悠々の一人暮らしをしていました。

そんなある日母が作る蒸し物を見ていると、熱い湯気の上がる蒸し器から、蒸した料理を取り出すのを見ていると火傷しそうで危ない!そして別のおさらに盛りつける、まあなんと面倒な事! そのときふと浮かんだアイディアがいっその事おさらに孔をあけたら…?それがスリッシュの始まりでした。

最初に母のために作った一枚のお皿、そして “本当に便利” という母の一言から試行錯誤を繰り返し、いくつもの試作品を作ってきましたが、最後にシンプルでかつ合理的な今の形にたどり着くまで8年近い歳月を費やしました。

マット仕上げのスリッシュは、多くの方にお使い頂けるよう工業化された製品です。 美濃焼の本場で熟練した技術者よって、型と手作業を組み合わせて、全く新しい蒸し方を提供するスリッシュが完成しました。
コンセプトは、使い易さ、早く蒸せること、美しい形状、そして日本製にこだわりました。

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